ウェブサイトの増加とともにウェブサイト数が急増したことに加え、研究開発が進んで精度が高まったことなどにより、徐々に「goo」などのロボット型検索を中心とした検索サービスが人気を博すこととなったのである。 こうしてロボット検索エンジンの人気が高まり、インターネット上に散らばる多数のウェブサイトをより探し出しやすくなった。しかしロボット検索の人気は、新たな問題を引き起こすこととなる。 当時は、ウェブサイト内のキーワードから順位付けをしていた検索エンジンが多かったのだが、これを悪用してぺ ージ内に無関係なキーワードを埋め込み、検索結果の上位に表示するという、いわゆる検索スパムのような行為をするウェブサイトが多数出現。これに対する対策がなかなか進まなかったことから、多くのロボット検索エンジンの信頼性が急速に落ちてしまったのだ。 その頃アメリカにおいて、その後の検索サービスに大きな影響を与えるロボット型検索サービスが誕生した。それが「google」である。 googleはウェブサイトにランク付けをして、外部からのリンクも評価に加えるなどして、キーワードのみに依存しない独自の検索エンジンを開発。これが高い検索精度を誇ったことから、急速に人気を獲得していった。 |