PCに慣れている人は、 ケータイで検索というとキーワードの入力が面倒なの ではないかと考えがちだ。 だが携帯電話のメールやSNSで日常的にコミュニケーションしている人達にとって、携帯電話の文字入力はPCのキーボードより慣れ親しんだものとなっている。 しかも携帯電話の文字入力は、長年の進化によって、入力中の文字を予測して変換する予測変換機能など入力しやすい仕組みが整っており、文字入力のストレスは 軽減され、入力効率も大幅に上昇しているのだ。 それゆえ現在、携帯電話の文字入力に抵抗はなく、逆に検索機能がないサービスは敬遠されるという傾向すら見られるほどの状況であると思ってもらった方がいいだろう。 また携帯電話でも検索サービスが浸透していったことに伴い、従来単一のキーワー ドだけで検索していた人も、徐々に複数のキーワードを用いて検索するようにもなってきている。 こうした状況に合わせ、検索サービスを提供する側も複数キーワードの入力を前提 としたサービスの開発・提供を進めてきている。例えばKDDIの「 auone 検 索」は、 2つ以上のキーワードを入力することで、音楽や動画、ニュースなどの情報 を検索結果の最上部に表示するようになっている。 携帯電話での検索は既に一般的なものであり、その利用スタイルもPCと大き な差がなくなりつつある。ゆえに携帯サイト向けのSEO やSEM も、 PCサイト同様非常に重要なマーケティング手段として欠かせないものとなっているのだ。